保険会社ランクの意義
1997年の日産生命保険会社の破綻に始まり、2001年の東京生命の破綻まで生命保険会社の破綻数は7社を数えました。また、破綻は免れたものの日本団体生命は外資系のアクサ生命に吸収されました。
「保険会社は倒産しない」という神話は崩れ去り、同時期に大手証券会社の山一證券も破綻し、社会に大きな影響を及ぼしました。このとき一番の被害者は誰でもない「契約者」だったのです。
このような事態を目の当たりにして消費者や契約者はより慎重に保険会社を選ぶようになりました。そこで選ぶ基準として「保険会社ランク」というものが注目されるようになって来たのです。また、昨今の保険会社による不払い問題は、生命保険会社にとどまらず損害保険会社でも露呈し、大きな社会問題として取り上げられ、こうのような事件も保険会社ランクに関心が寄せられる一因となっています。
保険会社のランク
一般の方が保険会社のランクを知るには3つの要素が考えられます。まず一つ目が、「格付け」です。この格付けを調べるにはネットで公開されている格付け会社のランキングを見れば一目瞭然ですが、格付け会社は数社ほどあり、その査定方法は各社バラバラで一貫性がありません。特に日本の格付け会社は日本の保険会社寄りの判定をしていますので信頼性には疑問が残ります。そこで一般的に信頼できるのが、「スタンダード&プアーズ」と「ムーディーズ」という海外の会社の格付け情報です。こちらで保険会社のランキングを見ます。
二つ目は、「ソルベンシーマージン比率」というものです。このソルベンシーマージン比率は簡単に言うと保険会社の「保険金支払能力」のことです。この指数が200%を下回ると金融庁から改善命令が下されますが、この200%を下回った過去はありません。つまり過去に破綻した保険会社も200%は下回らずに破綻したのです。したがって、この指数はあくまでも参考程度に見ることをお勧めします。なお、このソルベンシーマージン比率を調べるには、各保険会社のホームページで調べるしか方法がありません。
三つ目は「総資産額」です。これは保険会社の規模や体力を見極めるためのものです。この金額が多ければ良いということになりますが外資系保険会社の場合、世界各地の総額を総資産として発表している場合がありますので、日本だけでの額とは異なることがありますので注意が必要です。
以上の三点が一般的な保険会社のランクを調べる方法ですが、単純に比較できてさらに信憑性の高いランクはやはり、一つ目の「格付け会社のランク」をみて比較することです。
格付け会社のランク
保険会社は現在、国内保険会社と外資系保険会社、さらにはカタカナ保険会社に分類されています。また、共済や少額短期保険もあります。
●スタンダード&プアーズ
http://www2.standardandpoors.com/portal/site/sp/jp/jp/page.topic/ratings_ins/2,1,4,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0.html
●ムーディーズ(現在は無料の会員登録が必要です)
https://www2.moodys-japan-secure-site.com/FreeMember/Pages/Login.aspx